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こっちに向かって女の子が歩いてきた。服装こそ地味で大人な感じがするがどうみても顔が若い、たぶん中学生だ。あんな若い子でも死にたいと思うのか…
歩いてきた女の子はスーツの男に近付き、落ち着いた口調で
「れぐかです」
と名乗った
スーツの男はリストを見て
「れぐかさん?そのような名前はございませんが…」
と答えた
「そんなはずはありません。紙貸してください」
そう言うとリストを奪い、指を指した
「これです、足に香るでれぐか」
変わった名前だな足に香るでれぐかなんて…まあ本名ではないだろうが…
「わかりました。それでは時間までお待ちください」
そうスーツの男は言った
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