ジョン・タイター2036年から来たタイムトラベラー

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2036年の主な状況 タイターのいた2036年は、以下のような状況だという。 テレビと電話はインターネットのウェブにより提供されている。 無線のインターネット接続がどこででも可能になっている。 現代のような巨大企業は存在しない。タイターが2001年に来たときに新聞などで見た企業(デル、グーグル、マイクロソフトなど)は、そのどれもが存在していない。 一般的にデジタルカメラが主流で、フィルムカメラは主に専門家などが使用している。 宇宙人は見つかっていない。 飲料水や淡水の確保が大きな問題となっている。 地球温暖化は、さほど問題になっていない。 出生率は低い。 エイズと癌の治療薬は発見されていない。 核戦争による汚染がひどい。 核戦争の後、人類は戦争に疲れ果て、それぞれの国が孤立化した状態になる。現在のような活発な外交関係は無くなる。他国への航空便などは存在するが、本数は今よりも格段に少なくなる。しかし、核兵器や大量破壊兵器が完全に消滅したわけではなく、世界中にはまだ多数の兵器が存在している。 人間の平均寿命が60歳に満たなくなる。また、警察国家を信奉する勢力を壊滅させたとはいえ、完全に消滅したわけではない。そうした勢力が、彼らの住むコミュニティ外に密かに存在している。そうした集団との戦争は続いている。 過去のアメリカ崩壊の原因が、人々の「身勝手さ」に起因したとの歴史観が大勢を占めるようになり、コミュニティの存続に危険と判断された上、そこに移住を許されないそうした「身勝手」と烙印を押された者は、容赦なく殺害されている。
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