タイムトラベル

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なお、現時点では全く実用化のめどは立っていないが、理論物理学などの研究によると、必ずしも「時間」は固定的なものであるとは限らず、従って「タイムトラベル」は絶対不可能なものだとも断言できない。そのためか、タイムトラベルは半ば空想的かつ思考実験的な意味も伴う「楽しい研究対象」としても人気がある。インターネットの世界ではジョン・タイターという2036年から来たタイムトラベラーを自称する男が、2000年にインターネット上の掲示板へ書き込みを行い、一時話題となった。 余談ではあるが、相対性理論的には、スペースオペラ等に登場するいかなる超光速航法もタイムトラベルの一種とみなすことができる。これは、理論上光速を超えることは許されないため、それより短時間で目的地に着く事は過去にタイムトラベルする事に等しいからである。ただしこれは、「出発点の過去に影響を与えない」という点で、因果律的にはグレーゾーンに分類されるタイムトラベルである。
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