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~次の日~
ジャランラララン♪
貴弘は着信で目が覚めた。
貴弘「誰だよ。朝っぱらから…
はい…もしもし…」
清貴「おはよう貴弘!今日何時くらいにあっちに行くんだよ?」
貴弘「は?行くのは土曜日のつもりだったけど」
清貴「はぁあ??なんでだよ?昨日あんだけ決めたじゃんか!」
貴弘「今日からテストだからだよ!しかも唯一得意な日本史が最終日だからそれまで、あっちにはいかない!」
清貴「マジか。でも早く行かないと…」
貴弘「あ~もうわかったからとりあえず俺んち来い!」
清貴「了解です!」
ピッ。 ツーッツーッツーッツーッツーッ
騒がしい奴…
ピンポーン
母「貴弘!清貴君よ!?」
どうやら清貴は家の目の前で電話してきたようだ。
清貴「おはよ~!」
貴弘「…お前元気だな。」
清貴「貴弘の昨日の暴走には負けます!」
貴弘「よし、学校行くぞ。」
貴弘は制服に着替え、支度をした。
清貴「タイムマシンは?」
貴弘は無視して家を出た。
清貴「ちょっと!本当に土曜日に行くつもりだよ。」
二人は学校にいき、だるーいテストを嫌々ながらこなしていった。
というか、清貴は爆睡。
貴弘は半分は白紙だった。
それを最終日の2限目まで繰り返した。
貴弘「次でやっと最後だ!」
清貴「日本史か!今度こそ負けないからな!」
貴弘「望むところよ!」
二人は、日本史だけは学年を一、二を争うほどである。
まぁ結果は…
清貴「あぁ。凡ミス…
伊能を伊熊にしてしまった…」
貴弘「俺の勝利だな。」
その後のテスト返却で貴弘100点、清貴が98点だったのは言うまでもない。
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