第二章 出会い

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「ちょっと、何するのよ」 聖は真っ赤になりながらおでこを遠ざける 「貴方こそ何言ってるのよ。夢を見たくらいで…」 「夢?」 聖はきょとんとした顔で聞き返す 「貴方…夢を見たことがないの?」 咲は驚いた顔で問いかける 「寝てる間は暗闇よ…いつも」 「…」 咲は少し黙った後 「まぁ、気になるのはその声ですわね…」 「そうなんだ…」 二人ともハッと見合わせる 「明日は私の誕生日だ!」 「そう!ごめんなさい、忘れてましたわ…」 「いや、私も忘れてたし」 聖は頬をポリポリとかいた 「でも…それが理由とは…」 咲が再び話題を切り戻す 「とりあえず、真実さんに聞いてみましょう」 咲はそういうと聖の手をつかみ歩き出した
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