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「ちょっと、何するのよ」
聖は真っ赤になりながらおでこを遠ざける
「貴方こそ何言ってるのよ。夢を見たくらいで…」
「夢?」
聖はきょとんとした顔で聞き返す
「貴方…夢を見たことがないの?」
咲は驚いた顔で問いかける
「寝てる間は暗闇よ…いつも」
「…」
咲は少し黙った後
「まぁ、気になるのはその声ですわね…」
「そうなんだ…」
二人ともハッと見合わせる
「明日は私の誕生日だ!」
「そう!ごめんなさい、忘れてましたわ…」
「いや、私も忘れてたし」
聖は頬をポリポリとかいた
「でも…それが理由とは…」
咲が再び話題を切り戻す
「とりあえず、真実さんに聞いてみましょう」
咲はそういうと聖の手をつかみ歩き出した
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