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授業が終わり帰路についた聖は昼間の何かを思い出していた
『なんだったのかな…あれ』
聖は夢を知らない…
生まれて今まで寝たときは暗闇だった
気がつくと朝だったのだ
『帰ってママに聞いてみよう…』
そう思って前を向いたそこには咲がいた
「あっ、咲」
「やっと気がついて下さいましたの…」
一生懸命考えていたので気がつかなかった
「どうしましたの?歩きながら考えごとなんて、貴方らしくないですわよ」
お嬢様口調で問いかける
一応聞いてみようと昼間のことを聞いてみた
「…ということなんだ」
咲はきょとんとした目で聖を見ていた
そして、その口が開く…
「熱でもありますかしら?」
そう言うと自分の手をおでこに当てた
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