第二章 出会い

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授業が終わり帰路についた聖は昼間の何かを思い出していた 『なんだったのかな…あれ』 聖は夢を知らない… 生まれて今まで寝たときは暗闇だった 気がつくと朝だったのだ 『帰ってママに聞いてみよう…』 そう思って前を向いたそこには咲がいた 「あっ、咲」 「やっと気がついて下さいましたの…」 一生懸命考えていたので気がつかなかった 「どうしましたの?歩きながら考えごとなんて、貴方らしくないですわよ」 お嬢様口調で問いかける 一応聞いてみようと昼間のことを聞いてみた 「…ということなんだ」 咲はきょとんとした目で聖を見ていた そして、その口が開く… 「熱でもありますかしら?」 そう言うと自分の手をおでこに当てた
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