6699人が本棚に入れています
本棚に追加
「結城くんは明日ママ来るの?」
「こいつんちはお母さんいないよー」
「きっと、いつも来るおじさんが来るんだろ~」
白紙のままの画用紙。
亮は、クレヨンを持つことさえしなかった。
華「書かないの?」
亮「うん。」
華「何で?」
亮「…」
隣に座る華月の言葉に顔を歪ませる亮。
華月は亮を見て言った。
華「亮くんの好きなものを書けばいいんだよ?」
亮は、画用紙を見つめたまま悩んでいた。
最初のコメントを投稿しよう!