お母さん

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「結城くんは明日ママ来るの?」 「こいつんちはお母さんいないよー」 「きっと、いつも来るおじさんが来るんだろ~」 白紙のままの画用紙。 亮は、クレヨンを持つことさえしなかった。 華「書かないの?」 亮「うん。」 華「何で?」 亮「…」 隣に座る華月の言葉に顔を歪ませる亮。 華月は亮を見て言った。 華「亮くんの好きなものを書けばいいんだよ?」 亮は、画用紙を見つめたまま悩んでいた。
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