16人が本棚に入れています
本棚に追加
/127ページ
2年生になった僕は、相変わらず部活の為に学校に行ってるようなものだった。
春休みも終わり、いつも通り朝練習が始まる。
6時15分の電車に乗る。
学校に着くのは7時頃。いつものメンバーが揃って、眠そうに鞄を持つサラリーマンを横目に騒がしく挨拶を交わす。
『ハルはちっこいねー🎵』
バレー部の中では断トツに背が低いのは自覚している。180センチを超えているような奴らが多い中、僕の身長は165センチなのだから仕方ない。
毎朝からかわれ、騒いで部活へ向かう朝の光景が僕は楽しかった。
最初のコメントを投稿しよう!