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平凡なる女子高生、物語はここから始まる。
不思議系なメンツがこの女に吸い寄せられるようにして集結する。
しかしお互いにお互いを“ソッチの世界の人”であると認識はしたりしなかったり……
オジさまが好き。
美男子とかいう上からモノを見ているような“良い子ちゃん”は大嫌い。
正論だけを吐く人種が許せない。
故に、この物語は縺れる。
何故ならば、そのエスパー美男子は、この平々凡々たる一般人の鏡のようなこのたかが女子高生風情の少女に、密かに惹かれていくのだから。
そして一方、平凡女子高生たるヒロインの方は、人とアンドロイドという正に禁断とも言える恋に燃えてしまうから。
そしてアンドロイドだとは知らないから。
だから、マッドサイエンティストの美人なおねーさまと、ちょい悪オヤジなメカスパイがただならぬ間柄である事を妬み、羨ましがり、頑張って追いかけて、しかし最終的にフラれるという最悪の結末が待っているのだ。
だってしょーがないじゃん。メカだし。
しかしいつでも正論を吐く美男子エスパーは、そんな少女に必死の忠告をするが、そんな何処の馬の骨とも知らぬ“嫌な奴”の話なんか、恋する乙女が聞き入れるはずもなく、逆に仲をこじれさせるという悪循環。
正にデフレスパイラル。
そんな中、ダウナー系陰陽少女の根暗っ子ちゃんは、エスパーの凛々しい横顔に胸キュンな日々なのでした。
そんな内容の話を、日常と非日常の綱渡りとも言うべき大事件を乗りこなしながら、漫画にするってのが、どうにも難しーんですよね(泣
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