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割れた卵からは、光と星が飛び出し魔女のデザイン画を覆った。
「…」
少年はそれを興味津々に見ていた。
光が消えると、デザイン画は一人の魔女のお姉さんに変わっていた。
「…んー?」魔女のお姉さんはほっぺたに手を当てて、首を傾げた。
「これは…何かな?」疑問を呟く。
「わあい。成功だ♪」
少年は手を上げて喜んだ。
魔女のお姉さんは目の前を飛び跳ねる少年を不思議そうに見ていた。
「真っ白ねえ…。
君は何かな?」
「僕は創造主だよ。お姉さんを作ったの」少年はにっこり笑う。
「ふうん。」
「それでお願いがあるんだ。創造するのめんどくさいから、お姉さん魔法で世界を作ってよ」
「…むり。
魔法では世界作れない。自分でそのくらいしなさい。ナマケモノだね。僕。」
魔女のお姉さんは少年の望みを却下する。
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