2187人が本棚に入れています
本棚に追加
「あっじゃあ…
帰ろっかユキ」
俺に微笑み傘をひらいた
何か緊張してる…?
上手く足が動かない
一歩が出せねぇ
何か情けねぇ…
静かに俺は傘の中に入り光と並んだ
ザァ―――…
雨の音だけ響く
『静かだな…』
「ユキ無口だもん
何かこうしてるといかに草太の存在が大事か分かるね(笑)」
エヘヘと光ははにかんだ
『ほんと…アイツはうるさすぎだけど』
「あはは
まぁそこがいいんだよ~
そういえば…ユキと2人だけなんて初めてじゃない…?」
『ん…だなぁ』
ふと横を見ると女の顔をした光がいた
最初のコメントを投稿しよう!