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その2人組は俺の挨拶を聞くと
嬉しそうに門をくぐっていた
「…納得いかねぇ~」
『は?』
いきなり草太がぼやきはじめた
「何で無愛想なお前がそんなにモテるのか!
俺が女ならぜってぇ惚れねぇ!」
『ははっ
俺も思う』
別に草太がモテないってワケではない
むしろモテるほうだ
茶髪にピアスをつけた見た目チャラ男でこのノリだから
ギャルに好かれるらしい
本人は清純派な子が好きらしいが…
…コイツはおもしろいなぁ
「お前ってどんなタイプが好きなんだよ?
てかお前が好きになる女の子なんかいるか?」
失礼な…俺も人間の健全な男だぞ
『なんだろね…
やっぱすぐ泣かない奴だよ』
「やっぱそこかい(笑)」
俺たちもゆっくり
門をくぐった
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