籠の鳥

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「うわぁぁぁぁぁぁ!」 僕はお兄さんの目に向かって飛んだ。 グチャッ… 「目が…目が…!」 お兄さんの目から、赤い赤い血がだらだらと流れる。 僕のくちばしからも、お兄さんの血が垂れる。 「このくそ鳥っ…」 また僕に火を近づけてきた。 それをよけて、ほっぺたにくちばしをさしてやった。 「ぎゃぁぁぁぁぁぁ!」
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