気付いてくれた。

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  「お前どうしたん??」   僕の頭の上から声がした。 そこには綺麗な顔をした 男の人がいた。   「捨てられたんか…」   そういうとその人は ぼくの頭をくしゃっと 撫でてくれた。 その人の手は とっても大きくて とっても温かかった。   …みぃ   ぼくは久しぶりに鳴いた。 するとその人は ぼくを抱き上げた。   「こんなにがりがりになって…飯も食ってねぇのか…??」
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