始まり

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「よっ馬鹿コンビ」 「うるせぇ俺ァ真剣にやっとらんだけじゃ」 「龍牙はともかく、少なくとも僕は馬鹿じゃない。 現に僕は……」 「あはは~気にしなぁ~い」  今淳の言葉を遮ったコイツは月島・J・由美。 コイツも大親友の一人で、高校からの付き合いだ。  髪は金、目は青。 母親がアメリカ人で由美はハーフだ。  髪は腰辺りまでのロングストレート。  コイツも成績優秀・スポーツもできるが泳ぐのは駄目だ。 なんせ生粋のカナヅチだからだ。  スタイルが良く、顔も整っている。 普通にA級アイドルに負けないぐらい可愛い。  俺の事を[龍君]と呼ぶ。 「「気にするわ」」 俺達は綺麗にハモった。 「あはは~ハモっちゃって~」 「おはよ、相変わらず朝からテンションたかいわねぇ」 自分の机に荷物を置いた少女が寄って来た。 今日は遅目の登校みたいだった。 「よっ馬鹿美沙」 「あっ美沙子~」
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