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なんで私は何も知らずに気づかずにいたんだろうこれから自分の身に降りかかる大きな試練を…
ピピピピ…ピピピピ…
朝がくると私はいつもの様に目覚ましに起こされ起床する。
ピピピ…カチャ…
いつまでも鳴り止まない目覚ましの音を消して私の一日が始まる。
高月 魅鈴(ミレイ)
「はぁ…今日も学校かぁ」
私はベッドから起きあがると、一階のリビングへ向かった。
高月 魅鈴
「お母さん、お父さん、お兄ちゃん、おはよう…」
母
「おはよう じゃないわよ魅鈴!もうお父さんもお兄ちゃんも仕事に行ったわよ。あんたも早く支度して学校に行きなさい!!
成績が悪いんだから、きちんと学校に行くぐらいはして頂戴ね。」
高月 魅鈴
「はいはい、言われなくても支度しますよ💨
あっ!今日、厘花(リンカ)と約束してるから帰り遅くなる」
母
「勝手になさい。どうせあなたには何も期待していないんだから。あなたの分の夕食は作らなくて良いわね?」
高月 魅鈴
「うん…じゃあ、支度して行ってきます。」
成績優秀な兄と比べられて私の居場所は物心ついた時からここにはない。
唯一あるとしたら、それはアルバイト先の同じ年である厘花と一緒にいる時ぐらいだ。
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