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城の中庭を通り、自分の部屋に向かっていると、頭上から声が聞こえて来た。
『おーい!セシル、戻ったか~。』
見上げると、城のテラスから見慣れた飛空挺技師、シドの姿が見えた。
しばらくして、シドはテラスから下りてセシルの元へ来た。
シ「わしの飛空挺は無事か?
お前の部下は荒っぽくていかん。」
セ「ああ…」
シドは昔からセシル達三人の面倒を本当の父親のように見てくれていた。
なので、セシルの様子にもすぐに気が付いた。
シ「何じゃセシル。浮かない顔して?」
セ「シド、実は…」
セシルは先程の事を話した。
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