序章Ⅱ~バロン国~

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シ「何じゃと!? お前以外に赤い翼を仕切れる奴がおるか!まったく陛下は何を考えておられるのだ…」 セシルの話にシドは憤慨した。 シ「陛下は新しい飛空挺を作れとおっしゃるが、わしは飛空挺を戦の道具になどしたくない! だいたい陛下だけじゃない、城全体が不穏な空気に包まれとる!」 セシルは話を聞きながら、シドの手荷物を見た。 セ「ところでシド、その荷物…今日は家に帰るのか?」 シ「ああ…最近帰ってないもんで娘がうるさくてな。 セシル、くれぐれも気をつけろよ。幻獣などお前の暗黒剣で一撃じゃ!」 シドはそういうと、城下の自分の家へと帰って行った。 セ「さて、僕も自分の部屋へ戻ろう。」 セシルは左の塔の自分の部屋につくと、ベッドに横たわった。
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