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セシルは、ローザの方を見ず、黙っていた。
ロ「どうしたの…?帰って来たと思ったら急にミストへ行くだなんて…。それに、帰って来てから変よ。ミシディアで何かあったの…?」
セ「………なんでもない。」
セシルは、なおもローザを見ずに言った。
ロ「だったら、こっちを向いて!」
セ「……!」
ロ「あなたにもしもの事があったら私……!」
ローザは今にも泣きそうだった。
セ「…指輪を届けるだけだ、心配しないで。それに、カインも一緒だ。」
それを聞いて、ローザは少し落ち着いたようだ。
セ「もう遅い…君も休むんだ。」
ローザの方を向き、優しくそう言った。
ロ「気をつけてね…。」
ローザはそういうと、部屋から出ていった。
セ(ありがとうローザ。でも、僕は暗黒騎士。君とは………。)
セシルは、ゆっくりと、眠りに落ちていった…。
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