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うっすらと出口がみえてきた頃、また声が響いた。
『今すぐ引き返すのです…』
セ「カイン…」
カ「うむ…これが幻獣の声なのか…?」
二人が身構えると、再び声が響いた。
『…バロンの者ですね。今引き返せば危害は加えません……。』
カ「く…!姿を見せないか!」
『引き返す気は無いのですね…。』
セ「ミストの村へ、このボムの指輪を届けなければならないんだ!」
『ならば……仕方ありません!』
その声と同時に、周りの霧が集まり始めた。
カ「霧が集まる…!」
セ「来るぞ!」
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