5日目のキス

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午前一時。 私は一人がむしゃらに カレーを頬ばっている。 別れて20日たっていない 元彼、幸太に新しい彼女が出来たのだ。 報告された訳でもなく 人づてに聞いたのでもない。 ただの女の感だ。 この女の感という奴は 恐ろしく当たる。 人類の誕生から自分自身を家族を そして愛する物を守るために 全ての女性に脈々と 受け継がれてきたのであろう。 そして、私もしっかりとそれを 受け継いでいる事は確かだった。 幸太に彼女が出来たと気付いた時 何とも言えないどうしようもない 感情が湧いて出てきた。 付き合って1ヶ月もたっていなかったが彼とは友人の期間が長かった。 そしてお付き合いを始め 今まで知らなかった彼の中身を 知るようになった。 しかし、恋愛対象になった途端 私にはどうしても彼との時間を 受け入れる事が出来なくなった。
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