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街の掲示板を見ると、とある一文が目に留まった。 『募集!最近、山に現れる魔物の討伐隊に入ってもらいたい。召喚士や戦士の方、歓迎。お礼はします。やってくれる方は集会所まで』 これだ。こいつに参加してみよう。 俺「シルフ、いくぞ!」 と見れば、シルフがなんだかしょんぼりしている。 シルフ「…たこ焼き…クスンクスン…」 意外と泣き虫な奴だなあ。 俺「お金はないんだから、仕方ないだろ。今度買ってやるから」 こくんとうなずくシルフ。 シルフ「こんなことなら、アオキを奴隷船にでも売り払うべきでした…」 俺はたこ焼きのためだけに売り払われるアオキを想像し、ちょっと同情した。
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