【出会いは突然】

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折れた枝 葉っぱ ゴミが重なって   バケツのふたは、川の途中で止まっている           汚れるのは嫌だった 危険かもしれないし 子猫は僕の猫じゃない       だけど、子猫はぬれたまま 鳴いて助けを呼ぼうとしない   僕を不思議そうに、見あげていた         気がつくと   僕は傘をささずに 子猫を抱きしめていた      
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