第一章・ドジな姉

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「お疲れ様。お風呂はまだ沸いてないから、ご飯先に食べてて」 「ん、ただいま。腹減ってるからそうさせてもらうよ」 俺は神田 颯(ハヤテ)。 県立高校3年、ファミリーレストランのホールを平日は短時間、休日は長時間で週6日勤めている。 成績も優秀な方ではないのに、バイトに明け暮れ、この状態では、進路が危ういのは確実…だと解っていながらも、俺は仕事を続けている。 いや、続けなければいけない理由(ワケ)がある。
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