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私(祖母)が幸三郎(祖父)と会ったのは、 たった一度きり… それは戦争真っ只中の頃の話しです。 二月の寒い日、 私の婚約者となっていた幸三郎は突然、 赤札を受け取ったのでした。 そう…戦争に狩り出されたのです。 急な命令に親族達は慌てて、祝言の用意に走り回りました。
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