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ー第二章ー 始まり -希望-
中一E組の奈美(アルトサックス)と優嘉(フルート)は、同じクラスの愛羅(パーカス)と恋百合(コンバス)と一緒に部活に向かった。
『こんにちはぁー!』
と元気よく挨拶すると、先輩達が
『こんにちは😃』
と笑顔で返してくれた。でも、奥に行くと、同じ学年の清香(チューバ)が金切り声をあげていた。
『あたしはフルートがやりたかったのに!なんであたしがチューバやらなきゃいけないの!?ねぇ、なんでよ!優嘉のバカぁ!!』
最終的に先生が楽器を決める吹奏楽部ではよくあること。第一希望のフルートになれた優嘉は清香に責め立てられている。
『バカって何よ…あたしに言わないで!サイテー。二度と話し掛けてこないで!今に見てな、ばぁか!』
優嘉はそう怒鳴ると走り去ってしまった。
『優嘉ーっ!』
奈美も優嘉を追い掛けて行ってしまった。
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