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授業が終わり、奈美はちょっと行きたくないながらも部活に出かけた。楽器のせいで友達関係崩れるくらいなら、吹奏楽部入らない方がよかったかなぁ?
昨日…メールを返せないままねてしまった。その後、奈美は夢を見た。清香が出てきた。清香は泣いていた。
『何でみんなして優嘉の味方するの?優嘉がこわいから?間違ってるよ…私だけが悪いみたいじゃん!』
と言っていた。その夢で、奈美はある事を決心した…
『清香!』
奈美はまっすぐ清香の元へ歩いていった。
『昨日、メール返せなくてごめん。フルートになりたかったのはわかるけど、優嘉だってそうだったんだから、バカって言う事ないじゃん。』
『フルートじゃなきゃだめなの!もう決めたから。部活やめる!』
『まだ言ってるの?チューバだって、大切な楽器なんだよ。チューバがいないと曲の深みがなくなって、曲がぜんぜん成り立たなくなる。清香も、あたしたちにとってかけがえのない友達なんだよ。だから部活やめるなんて言わないで。』
優嘉は泣いていた。
『ありがとう、奈美。友達の…清香の大切さに気付かせてくれて。』
2人が仲直りすると、中一全員が前より団結した。これが青春の始まりだ。
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