一人目

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男はさらに語る 「あいつに彼女でも出来たかな?」 「どうする?俺みたいな女だったら」 「勘弁してくれお前みたいな奴が彼女なんて考えたくもない」 「そりゃそうだな。けど意外とべっぴんさんかもな」 「だったらいいけどな」 そこに カランカラン…ドアが開く 二人の若いカップルが入って来た 「いらっしゃい」 カウンターではなく テーブルの方に案内する 「コーヒー2つお願いします」 「かしこまりました」 クマはカウンターに戻ろうとして振り返ると 男は目を見開いて固まっていた カウンターに戻ると男は涙を流しながらコーヒーを飲んでいた
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