帰路

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――ある日の昼過ぎ 僕は普段と変わらない生活をしていた。聖マリア学園に通う僕達。。今日は授業が珍しく午前中までだった。 この頃は僕の住んでる王都パーマラを中心に商業や貿易などで栄えているシチリナ国での内乱は治まりつつあった。 内乱の主な原因は奴隷制を廃止した現国王アスラに対して一部の貴族が反対デモを行ったので、それを弾圧しようとした国軍と貴族が争っていることにある。 まぁそれもアスラ様が見事な演説をされて、貴族も奴隷は自由を奪うものだと認識し 内乱は終わろうとしていた。 学生である僕たちには、政治とか詳しいことはわからないけど、[奴隷廃止]を行ったアスラ様が凄いって事ぐらいはわかる。 .
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