チェリーの恋

2/7
前へ
/150ページ
次へ
美味しい! チェリーは久しぶりのマックの味に感動した。 バーガーを食べ終えコーヒーを飲みながら煙草に火をつける。 『スゥ!…フゥ~…』 今日のお客は最悪だった…臭い口に太った体、キスをせがみ、拒否をするとその後の行為は、強制的に乱暴だった…。 『フゥ~…』 ふとチェリーは隣の男が気になった… 気付かれないように、横目で見た…。 男は身なりは普通だが、顔に無精髭が多少生えていてそれが疲れを感じさせていた…。 何だか疲れたオッサンね…。 チェリーは煙草を消すと家路についた。 翌日は朝から洗濯、掃除に追われ昼食は既に三時を回っていた。 『あ~!お腹すいたぁ~!』 チェリーはソファーに座り煙草に火を付けた…。 何食べよう…。 『そうだ!マックにしよー!』 チェリーはすっかり気に入った照り焼きバーガーをまた食べたくなり、昨夜のマックに自転車で向かった。 また二階のカウンターに腰掛けバーガーを食べ始めると、ふと昨夜の男の事が気になった…。 あのオッサンちゃんと会社行ったのかなぁ…。
/150ページ

最初のコメントを投稿しよう!

273人が本棚に入れています
本棚に追加