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志満子の恋
『ふぅ~。。』
志満子はやりかけのpcを閉じ眼鏡を外した…。
志満子は小さな小物を輸入販売する会社を経営していた。
従業員は三人少ないながらも生活を支える従業員が居るというプレッシャーは志満子は絶えず思っていた。
何とか皆に楽をさせたい!志満子は何時でも仕事ばかり考えて突っ走っていた。
『このままじゃ…来月のボーナスは殆どあげられないなぁ…』
売り上げばかりが志満子の頭にあった。
働いていた会社が倒産して志満子は 細やかに貯めた貯金と親に援助を頼み会社を設立した。
今まで、がむしゃらに走ってきたが…経営は中々上手く行かなかった。
そろそろクリスマスだな…あたし…何年イブなんて祝ってないだろぅ…
ふと考えて志満子は寂しくなり、またpcを立ち上げた。
『社長!近代百貨店からTELです。』
『あ…はい、ありがとう。』
志満子はTELに出た。
近代百貨店は老舗だ、中々出展許可も取引きも難しく小売り界での敷居は高かった。
『はじめまして…近代百貨店の商品監理室の大久保と申します。』
丁寧に挨拶する相手に志満子は緊張した。
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