志満子の恋

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『冗談じゃないわ!』 志満子は倉庫に行くため会社を出た。 これからなのに!何とかしなくっちゃ! 志満子はタクシーを飛ばした! 倉庫に着くと志満子は愕然とした… 『嘘でしょぉぉ…。』 志満子はその場に膝をついた。 倉庫は荒れ果てて 辛うじて残る陶器も無惨に割れていた。。 そうだ!本社に。 志満子はケータイで会社に連絡をした。 『麻里ちゃん!お願い本社に連絡して、ビライザシリーズの至急入荷の手続きしてくれない!』 『分かりました、社長。』 志満子はケータイを閉じると目を瞑った… お願い… 会社に戻る途中志満子のケータイに着信があった。 『近代百貨店ですが。』 『あっ…御世話になります。』 『つかぬ事を聞きますが…昨日打ち合わせのビライザシリーズですが…入手が困難になったと聞きましたが!』 『あっ…違い…大丈夫です!今本社に連絡をしてありますから。』 『ただ…昨日のお話しで一ヶ月後には商品が揃ってなければ、販売は難しいですよ!』 『分かってます…。』 志満子は会社に戻って朗報がある事に期待した。
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