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チェリーの恋
『お客さん…はぁ…延長しますぅ…?』
チェリーは言った。
『あぁ…するする!チェリーちゃんの体たまらない!』
チェリーは都内のソープ嬢、もうこの仕事を始めて、二度目のクリスマスが近づいた…
またお店でケーキ食べるんだろうなぁ…。
チェリーは何となく考えていた…
『お疲れ様~!』
お店を出ると0時を回っていた。
タクシーで店から3000円…、また暫く眠れないし…明日は休みかぁ…。
『運転手さん!ここでいいわ!』
チェリーは途中で下車した、ここからなら徒歩で20分位だ…。
何か食べて帰ろう…。
チェリーはお店を探した。
暫く歩きマックを見つけた。
『たまにはいっか!』
そこは立地が悪く、駅が近くにない割に24時間営業だった。
チェリーは注文すると二階の喫煙スペースに行った。
あれっ…こんな場所にも深夜お客さん来るんだ。
二階に上がると、一人煙草をふかして外を見つめる男を見つけチェリーは思った。
男の三つ横のカウンターに座るとチェリーは照り焼きバーガーとコーヒーを飲み始めた。
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