コンプレックス

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レストラン風のバー? 窓際で資料を眺めながら 足を組んでいるテーブルにガラス製の小さな灰皿から すいかけの煙草から細い煙がゆれていた 「こんばんは、素敵なお店で・・・緊張します・・」 「お疲れさん」 遠い灯り 煌びやかというのではない 控えめな 彩の夜景を見下ろせる なんとなく高そうな雰囲気 10年ぶりくらい訪れたことがなかった 緊張を隠せないで少しそわそわ・・・の、さやか 「食事まだだよな」 「はい・・・」 膝に手を重ねたままのさやかに 無表情にメニューを手渡して香坂は促す
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