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なんにせよ、今!このタイミングで!! 櫻が人質として我が手中に有るのは都合の良い事だ。
羞恥心なんて本日、今を持って捨てます。
そして、私はネ申へと昇華する……。
※空腹の為テンション思考共々異常を来しています。
「さあ、そこを通してもらおうか?」
俺は威風堂々と男二人にそう吐き捨てる。
男達は一瞬何か言いたげな顔をするが、渋々教室の扉へ続く道を開けた。
俺は満面の皮肉にも似た笑みを浮かべると、教室を後にした。
「櫻様に傷でも付けたら許さないからな!!」
負け犬の遠吠えが後方より聞こえる。
俺はまた悪代官よろしくほくそ笑んだ。
「鶴来君ってやっぱりおかしい人?」
隣を歩く櫻がそんな俺を見て、軽蔑する様な視線を送ってくるが、そんなの関係無かった。
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