十二話め・三本杉家と下着ドロ

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 今日も今日とて、朝は来る。     なんの事はない。  太陽が普通に昇り、  変哲知らずの朝を       普遍的に迎える。  どんな人間であったとしても、  朝の太陽は、  みな平等に拝む事が出来る。    (……そりゃそうだ)  ここ、  三本杉家宅に置いても、      それは例外ではない。  💧😒 他の近所が  朝を迎えていると言うのに、  ここだけ、  まだ夜中であったのなら、   逆にその光景を       見て見たい物だ。  ――チーン❗   甲高い金属音が聞こえる。  和室であったソコは、  三本杉家に置ける仏間だ。  💡😒✋ 厳密に言うなれば、  単身赴任中の父が  元来の部屋主であるのだが、  単身赴任してるんだから  仏間でイイや――って       コトになっている。  ……なんて適当なんだろうね。
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