僕はノーマルだ・完結編

最終話・～感謝～

　　　　――綺麗だった。

　陳腐な台詞だと

　……その時、豊和は思わず
　　　　ぼやいてしまったけど、

　本当に……本当に、
　　　綺麗としか言えなかった。

　　　　心臓が加速する。

　爆発しそうな心臓は、
　豊和の反抗心を一瞬にして
　　　　根こそぎ奪って行った。

　　　　💓🐱そして🐱🎵

　最後はとうとう、
　豊和もその気になり……。

　二人を祝福する
　　　　みんなが見ている中で、

　　唇を合わせる
　　　　　豊和と宝の姿が――

　　　　パシャッッ‼

「😃✋　ねー、お母さぁ～ん」

　某月某日。

　三本杉家の
　リビングと思われる場所で、

　一人の少女が写真を見ていた。