序章×同じ夢

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コツコツと鳴り響く4つの足音。 階段を登り、廊下を静かに歩く。 周りを警戒し、ある一室の前で足を止めると、静かにドアを開ける。 そこは社長室の様な豪華さがあり、しかし寂れた一室には変わりなかった。 2人は見張るためにドアの前で足を止めるが、それを気にとめずに中へと入った。 大きめのデスクの一番下の、他に比べると縦幅がある引き出しを開ける。 そこには、約15cm程の正方形の箱が入っていた。 そっと、それを持ち上げる。 「これでミッション成功だな」 後ろから男が言う。 すると、急にその場が崩れ始めた。 「まずい、崩れる!早く!お前はソレを持ってるんだ!早く出ろ!!」 男は焦り声をあげる。 コクンと頷くと、崩れる部屋から逃げ出した。 .
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