~昨日の敵は今日の友~

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 翌朝。  直貴は目が覚めた。頭がいたい。目の前がぼんやりしている。 「あれ、ここは…?」 そこは直貴の家ではなかった。 「え~と、昨日は…」  昨日のことは思い出したくなかったが、我慢して、whiteballで飲んだことまで思い出した。 「でも、ここは柏田さんの家でもないし、どこだ…ゲッ…」  右を見ると、大男が寝ている。直貴が怪訝そうに見ていると、そいつは起き上がった。
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