プロローグ

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新しい生命が芽生えようとしている。   運命とは自分で切り開くものとよく言うけど、精子な僕はなんの選択の余地もない。 とにかく無心で暖かい所へ向かい、留まるまで突き抜けるのみ。   僕はタンパク質を身に纏い、泳ぎつづけた。 今日はやけに尾びれの調子がいい。 絶好調!   ポスッ   なにかを突き抜けた。   広い海に出た。
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