彼女は鬱病

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オレは突然の彼女の告白により“付き合う”こととなった。 彼女については、名前が鮎原恵ということと、同じ一年らしい。ということしか知らない。 他の人には解らないだろうけど、この情報だけを聞き出すのに本当に苦労した。 だって―――― 「ねぇ、聞いてます?」 「え!?聞いてるよ!聞いてる」 「ホントに?」 だって―――― 「じゃあ、こことかどうです?断崖絶壁、遺体は流され残らないって書いてありますよ」 「はは、いんじゃない?」 自殺に“付き合う”って意味だったんですもん。
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