逃げ道

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逃げ道

当時僕は、20歳で高校生から働いていたガソリンスタンドでアルバイトを続けていた。 ありふれたフリーターの一人として生活を送っている毎日の中で心は深く沈んでいた。 前に付き合っていた彼女と成人式の時に別れてしまったからだ。前々から別れる話は出ていたが本当に好きだったし付き合っていた間に色々と大変な出来事があったから一緒に幸せになろうと思っていたけど彼女は僕の男らしくないとこに愛想を尽かした。 例えば、何でも人に相談し頼ってしまうこと。それが彼女からしたら 何故そんなに人を頼って迷惑をかけれるの?ってのが理解出来なかったらしい。 それから、僕は友達に頼ることを友達に迷惑だし自分自身で解決するしかないと思い次第に心を閉ざした。 僕は、彼女をいつまでも引きづるのではなく良い思い出に変えることと 人に頼らず生きなけばいけないと考えてガソリンスタンドを辞めた。 今思えばガソリンスタンドを辞めたのも彼女のことを頭の中に入れないようにする為だったかもしれない。 そして、新しくスタートするために求人誌を集め開いた。 その中で目が止まったのがゲームセンターのアルバイトだった。 ここだ!と思い応募した。
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