忘れたくない

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''君の声'' 「寒いのが嫌いなの」と君が言ってた 「早くこの季節なんて終わればいいのに」 そう僕も思う 君を悩ますモノなんて… この世から消えればいい 「人混みが苦手なの」と君が言ってた 「何だか上手く息ができないの」 じゃぁ何が出来る?僕 何が出来る? そればかり考えてました あの頃 叶わぬ想いなど無い様に思えたんです 著しく日々は流れ出して止まってはくれないが… 笑って泣いて 二人描いた未来が見えてますか? 届くと信じて歩けていますか? 大人になってハルを探して流れる涙の中で… 聞こえてくるのは 「あなたはいつでも そのままでいいの…」 寝ないで書いた世界で僕ら愛をつくりだすんだ 疑えど信じ 繰り返す日々で 掴んで吐いて後に悔やんだ弱さが体の中で… カタチを見つける 僕らは あの頃そのままでいいと思ってた 大人になってハルを探して流れる涙さえも 恐れる事はないのに… 笑って泣いて繋いで咲いた全てが力になって 答えを探して歩いていくのです 浮かんで抱いて揺らして出した 言葉がいつか君に… 降り注いでくれたら僕らはいつでも… そのままでいいと思うだろう… いいと思うだろう
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