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リュイが上に辿り着くと、目の前に港が見えた。
ついにビスタに着いたのだ。
「港についたぞー!
碇をおろせー!帆をたためー!」
操縦していたジョイが大声で指示を出す。
するとゾイが、見た目の体格の良さからは想像つかないほど身軽に柱を登り帆を畳んでいく。
何回も見てきた光景だか、今日は特別皆がたくましくかっこよく見えた。
見とれているリュイの横にいつの間にか船長がいた。
「どうやら着いたようだな。」
船がだんだん止まっていく..
そして最後に一揺れすると港に停留した。
「坊や下に行ってお父さんを呼んできてあげなさい。」
船長にそう言われリュイは笑顔で部屋へと走った。
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