181人が本棚に入れています
本棚に追加
「顔をよく見せてくれ…夢で見たのはそなただったか…ということは今日がその日なのだな…神よ我に力を…」
「一体何が起きたんだ?」
「息子たちが暗殺者の手にかかってしまった…次は私の番だろう。近衛兵のブレイズたちと秘密の脱出路を通って、街の外へ脱け出す所だ。
…その脱出路がこの牢の中にあったということだ。」
ブレイズというのは周りの変わった鎧を着た連中に違いない。レインは何故牢の中にそんな抜け穴があるのか聞きたかったが、それよりも…
「何者だ?」という疑問を投げかけてみた。
老人は答えた。
「私は皇帝ユリエル・セプティムだ。神々のご意志のもと、タムリエルを統治している。」
最初のコメントを投稿しよう!