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「なんだよ」「今までどこに行ってたんですか?義母さんが心配していました」
義母さん、その部分を強く言うと、彼はふっと鼻で嗤った。あからさまな嘲笑だった。
「義母さん、ね」そして私から目を逸らす。そのまま横をすり抜けて、彼は自室へと向かった。
義母が風呂から出たときにはもう既に、彼はあの赤い顔を直して彼女の前に出るのだろう。香水の匂いもアルコールの匂いも誤魔化して、さっぱりとした服装に着替えて笑うのだ。
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