立ちあがれ!!

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「幕府じゃ外国には勝てねぇ…幕府なんぞ潰しちまって中央集権国家でも作らねぇとな…」 高杉は 長州藩の藩論を『倒幕』に変えるために 500人くらいの部隊『奇兵隊』で 萩城につっこもうと考えたんです。 萩城には 幕府に従おうという4千人の武士がこもっている。 しかしその奇兵隊は人数も劣り 農民や町人等素人混じりの軍隊。   奇兵隊の その時の司令官は 高杉じゃなくて『山県狂介』てヤツなんだけどね。   高杉は山県に言ったんだ。 「おい、山県よ…いまこそ立ち上がる時じゃねぇのか?萩城の俗論党の連中追い出して倒幕に藩論を持ってってやろうじゃねぇか…なあ?やってやろうぜ?」 山県はたじろぎます。 「高杉さん…あんたの言う事は最もだが…4千人だぞ向こうは…敵いやしねぇよ…」 そんな山県に高杉は 「何 ザケた事言ってんだ狂介!!勝てなくても 俺たちが立ち上がらねぇと この国は終わりなんだよ!!」 それでも山県は 首を横に降りました。 「勝てないケンカはしねぇ…やるなら 一人でやってくれ…迷惑だ。」
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