12人が本棚に入れています
本棚に追加
次の日、起きてみると私たちの上に毛布がかけてあった。
兄たちと母の姿を探しても、どこにもいなかった。
私は仕方なくみんなを起こして朝ご飯を作った。
みんな眠そうに瞼を擦りながら起きてきた。
一番下の双子は母がいないのがわかると泣き出してしまった。
一番泣きたいのは私だった。
けれど私は双子を落ち着かせることしか出来なかった。
みんながご飯を食べ終わったのを見計らって、私は弟に兄弟を任せて兄たちと母を探しに出掛けた。
最初のコメントを投稿しよう!