♥L○ΛЁ+GÅΜΕ♥

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───パタン・・ 虚しく扉が閉まり 私はのろのろと歩き出す 履き慣れないせいか靴擦れをして足を痛めてしまった 私は近くにあった椅子に座りヒールを脱ぐ 「赤くなってるや・・・」 見るからに痛々しい傷 「はぁ・・・」 私・・・何やってるんだろ こんなドレス着て 髪の毛も靴も全部何の為にしたんだろ・・ 私は桂先輩と一緒に居たかっただけなのに・・ 欲張りだったのかもしれない もっと私が可愛くて大人っぽかったら つりあうのかな? お金持ちのお嬢様だったら・・・? 堂々と 私が彼女だって胸はって言いたいよ・・・ 「ねぇねぇ、彼女~」 うずくまる私に誰かが話しかけてきた 見ると 見た事もない男の人が私を覗きこんでいた 「さっき居た子だよねー?かなり可愛いね。一人?」 「え・・っと、」 いきなり言われ私はビクビクしてしまう 誰・・・・・? 「あれ?何かあったの?」 そう言って私の目の下をなぞる ・・私泣いてたんだ 最近すぐ泣いちゃって嫌だな 「悪い事はこれ飲んで忘れよー。はい」 そう言って渡してきたのは一杯のグラス 私はせっかくくれたのに断る訳にもいかずもらう 「ほら、一気に飲んで忘れなって!」 「・・・・・・」 男の人はそう言って自分のを飲む あまりに美味しそうに飲むから 私も飲んでしまった すぐに体が熱くなる 頭がポーってしてきた 男の人はニヤニヤしながら私を見ていた .
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