1838人が本棚に入れています
本棚に追加
今日はクリスマス
桂先輩と初めて過ごすクリスマスなのに
今私の目の前にあるのは
「・・・・・嘘・・」
あるパーティー会場・・・
何でこんな事になったかと言うと
「パ・・・パーティー・・ですか?」
いつものように屋上で桂先輩と陸斗先輩と話していると
桂先輩が思いだしたように言った
パ・・・パーティーって
「あー大したもんじゃねぇし・・まぁ知り合いが来るくらいだから」
「・・・・はぁ・・」
寝ながら言う桂先輩に私は頷いた
・・・全然予想できないんだけどな
知り合いって・・
桂先輩の友達とかだよね、きっと・・
「桂の親そーゆうの好きだよなー♪酒が飲めるー!!」
陸斗先輩が右手をあげ言った
お酒って・・・まだ未成年なのに!!
・・・・・ん?
「桂先輩の・・・親??!」
「・・・うっせぇ」
寝ていた桂先輩が眉をしかめた
おお・・・親って!!
桂先輩の・・お母さんとかお父さんとかだよね
パーティーに来るって事は
挨拶とかもするって事だよね
ど・・・・どうすれば良いの!??
「そんな固くなるなって。ほら、クリスマス7時にここな」
そう言って私に紙を渡してきた
見ると地図がかかれていた
・・・・・桂先輩とクリスマス過ごせるなんて嬉しいけど
でもやっぱり
不安、だよ・・・・
───ポン
「何考えてるか知らねぇけど・・亜紀は彼女なんだから堂々としてろ」
桂先輩が私の頭に手をのせ言った
“彼女”
桂先輩の何気ない一言で
私は不安なんて吹っ飛んでしまう
「はい・・・っ」
桂先輩も居るし
陸斗先輩だって居るんだから大丈夫だよね?
それよりプレゼント買わなきゃ・・!
この時は
桂先輩の事を何もしらなくて
まさかあんな事になるなんて思わなかった
.
最初のコメントを投稿しよう!